ストリング・ガット

ストリング・ガット

当店では、自信を持ってお勧めできるストリングを各メーカーより厳選して取り揃えております。皆様のプレースタイルに合ったストリング選びのお手伝いをいたしますので、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。

掲載されているロールガットの価格はメーカー希望小売価格です。実際の販売では20~30%割引で販売致します。また、メーカーより「発売されている」という意味で掲載しており、中には当店では取扱いしていないロールガットもあります。(お取り寄せは可能です)

ストリングガット

テニスやバドミントンに張ってある糸のことを「ガット」と呼ぶ場合が多いですが正しくは「ストリング」といいます。縦のストリングを「メインストリング」横のストリングを「クロスストリング」と呼びます。ストリング(string)とは「紐」「糸」という意味で、ガット(gut)は「腸」という意味になります。
化学合成物質から作られたものをシンセティック(合成)ストリング、牛や羊の腸から作ったストリングをナチュラルストリング(ガット)と呼びます。昔は羊の腸からナチュラルストリング(シープ)を作っていましたが、今では安定供給可能な牛の腸から作られています。本来「ガット」とはこの「ナチュラルストリング」を指しますが、「ガット」という呼び名が定着してますので、シンセティックを含めすべて「ガット」と呼んでも構いません。当店でも「ストリング張り」とは言わず「ガット張り」と言ってます。ちなみに海外ではガットではなくストリングと呼ぶのが普通です。

ストリングの種類

ストリングの種類は大きく分けて「牛の腸から作るナチュラルストリング(ガット)」、「化学合成物質で作るシンセティックストリング」に分けられます。

ナチュラルストリング

牛などの動物の腸を原料とし、ほとんど手作業で製造するため高価格ですが、その分「一度使ったらやめられない」といわれるほど、振動吸収性やホールド感、反発性などのあらゆる面で優れています。特にテンション維持率が高く、あまりガットが切れない方でしたら逆に経済的です。しかし水分に弱いので雨の日のプレーにはあまりおすすめできません。

シンセティックストリング

ナイロン・ポリエステル・ポリウレタン・アラミッド繊維・チタンなど様々な化学合成物質が使われており、その素材によってストリング自体の性能(反発性・スピン性・ホールド感)が変わってきます。

ナイロン(ポリアミド)
一般的なシンセティックストリングの素材で色々な構造のストリングを作ることが可能でその構造によってストリングの性能の違いを作り出します。「ナイロン」とはデュポン社の商品名で正確にはポリアミド系樹脂といいますが、一般的な総称として定着しています。
ポリウレタン(配合材)
柔らかくて弾力性がある素材で主にナイロンストリングの配合材として使用されます。「ソフトな打感」・「ホールド感」・「反発性」に優れ、ナチュラルストリングに近い性能を発揮します。
シンセティックストリングの中では高めの価格設定になっています。
ポリエステル
丈夫な素材で耐久性に優れています。ナイロンに比べて切れにくく反発性が低いので、ストリングがすぐに切れてしまうという方やハードヒッターに好まれます。しかし、テンション維持率が低いので切れなくても定期的に張替えが必要です。
また非常に硬い素材であるために肘にかかる負担が大きく、テニスエルボーなどの故障の原因となる場合があります。
最近では各ストリングメーカーの開発が進み、柔らかさ・反発性・テンション維持率に優れたポリエステルストリングが次々と発売されております。

ストリングの構造

シンセティックストリングには大きく分けて単一構造の「モノフィラメント」と細い繊維を束ねた「マルチフィラメント」の2種類の構造があります。構造により打球感や反発性、耐久性などの性能に違いがあります。

ナイロン・モノフィラメント

モノフィラメント

太い芯(コア)の周りに細い繊維を巻きつけた構造です。耐久性に優れ、シャープで打ち応えのある硬めの打球感です。

ポリエステル・モノフィラメント

モノフィラメント

1本の芯にコーティングが施された単純な構造です。ポリエステルのほとんどがこの構造で、マルチ構造はほんの数種類しか発売されておりません。

マルチフィラメント

マルチフィラメント

ナチュラルガットの性能を目指して非常に細い繊維を束ねた構造。テンション維持性能に優れ、ボールを包み込むホールド感と柔らかな打球感が特徴です。

その他にもモノフィラメントとマルチフィラメントを組み合わせた「モノマルチ構造」やメーカー独自に開発した構造などがあり、それぞれに特徴があります。


ストリングのゲージ(太さ)

1.25~1.30mmが標準的なゲージとなり、それより細いものが細ゲージ、太いものが太ゲージとなります。同じストリングでもゲージによって性能に違いがでてきます。

細ゲージ(1.25mm前後より細いゲージ)
シャープな打球感で反発性が良くスピンもかけやすい。タッチ重視のプレイヤー向け。ボールが飛ばなくて悩んでいる方は細いゲージを試してみてください。耐久性があまり無いのでハードヒッターには向きません。
太ゲージ(1.30mmより太いゲージ)
マイルドな打球感で耐久性があります。ストローカー向け。細ゲージに比べ反発性が落ちるので飛びすぎを抑えたい方やハードヒッターにオススメです。

テンション

ラケットにストリングを張る時にはまずテンションを決めます。テンションとは張り上げるときにストリングを引っ張る強さのことで、単位はポンドやキログラムで表しますが日本ではポンドで表すのが一般的です。50ポンドは約22.6キログラムになります。同じストリングでも、このテンションの値を変えることによって打球感やコントロール性などの性能に違いが出てきます。

※同じテンションで張り上げてもショップやストリンガー(張る人)によって仕上がりに違いが出る場合があります。当店はガット張りの専門店ですので常に安定した張り上げをお約束しております。

テンションの決め方

テンションの値は最終的にはプレイヤー自身が決定します。プレースタイルやスイングスピード、ラケットのスペックやストリングの種類などから判断します。大体の目安はフェイスサイズが100平方インチのラケットで45~55ポンドです。自分は何ポンドで張ったらよいのか分からない・・・・という方には当店でアドバイスいたしますのでお気軽に相談してください。

テンションによる違い

高いテンションでは
・ボールの飛びが抑えられる ・ホールド性が低くなる ・コントロール性(方向性)が良くなる ・スイングスピードが遅い人はボールが飛ばなくなる ・打球感が硬くなる
低いテンションでは
・ボールの飛びが良い ・ホールド性が良くなる ・コントロール性(方向性)が甘くなる ・スイングスピードが遅くてもボールが飛ぶ ・打球感が柔らかくなる

一概には言えませんが大体このようになります。

夏と冬のテンション

ストリングやボールの材質は温度による影響を受けやすく、温度が高い時には柔らかくなり低い時には硬くなります。この性質はテニスのプレーに大きな影響を与えます。夏の暑い時期にはストリング、ボールそして身体も柔らかくなるのでボールの飛びが良くなりますが、逆に寒い時期にはストリングもボールも身体もも硬くなるので思うようにボールが飛ばなくなります。 宮城県の場合、夏と冬の気温差が30度以上もあるのでこの影響はかなり大きいでしょう。夏は2~3ポンド高めに張り、冬は2~3ポンド低めに張ることをおすすめします。・・・・・季節の変わり目はストリングを張り替えましょう!

テンションは落ちる

ストリングは張り上げ直後から緩み始めます。もったいない話ですが使用しなくても緩んでいきます。緩むことを「テンションが落ちる」といいます。
ストリングの素材でいちばん緩みにくい(テンション維持率が良い)ものは何と言っても「ナチュラル」で、使用頻度や保管状態にもよりますが、うまく使えば半年は持ちます。次に緩みにくいのはナイロンですが、マルチフィラメントとモノフィラメントではマルチフィラメントの方が構造上緩みにくくなっています。こちらは使用頻度により差が大きく出ますが大体1~3ヶ月でテンションが落ちてしまいます。そしてポリエステルですが、こちらは非常に緩むのが早く、一昔前のモデルには1週間でテンションが落ちてしまうものもあります。最近ではメーカーの開発が進み、緩みにくいポリエステルストリングが発売されておりますが、それでも2~3週間で緩んでしまいます。
ではストリングが緩むとどうなるかといいますと、思っている以上にボールが飛びすぎたり、逆にストリングの張力が無いため反発性が落ちたり、コントロール性が悪くなるなどいいことがありません。中には緩んだ状態が合っているという方もいるかと思いますが、ほとんどの方にはプレーに支障が出てくると思います。ボールの飛びがおかしいと感じたらテンションが落ちてしまっているのかもしれません。張り替えをオススメします。

ストリングの寿命

プレー中にストリングが切れてしまったという経験をお持ちの方は多いと思います。ボールやストリングどうしの摩擦によって切れてしまうのですが、ある意味仕方のないことです。切れてしまえばその時点で寿命は尽きたことになるのですが、では切れなければいつまでも使えるのかというとそういうわけでもありません。ストリングの寿命は「約20時間」が目安で、週一回2時間プレーする方でしたら2~3ヶ月となります。この期間内でしたらストリングの持つ反発性やホールド感などの性能がある程度維持されますが、それを過ぎるとストリングの材質の劣化進み、また、テンションも落ちてしまいますのでストリング本来の性能がなくなってしまいます。気持ちよくプレーするためにもストリングは切れなくても定期的に張り替えましょう。

張り替え目安 (部活などで毎日のようにプレーする方はこれよりも期間が短くなります)
●ナチュラルガット・・・4~6ヶ月
●ナイロンストリング・・・2~3ヶ月
●ポリエステルストリング・・・2週間~1ヶ月

ハイブリッド張り

福井烈プロと店長 最近、メイン(縦)とクロス(横)にそれぞれ性能の異なるストリングを張る「ハイブリッド張り」をする方が増えています。福井烈プロもこのハイブリッド張りにしています。福井烈プロのハイブリッドはご存知【福井スペシャル】 メインにテクニファイバー「XR3」、クロスにテクニファイバー「プロレッドコード」を使用しています。ハイブリッドといえばメインに耐久性のあるポリエステル、クロスに柔らかいナチュラルやナイロン・ポリウレタンを使用するのが一般的な考えですが、福井プロの場合はメインに柔らかいポリウレタンマルチ、クロスに耐久性のあるポリエステルを張ることで柔らかいフィーリングを残したまま耐久性を上げています。実はこの組み合わせは伊藤店長のアドバイスのもとに生まれたんです。【福井スペシャル】を張ってみたいという方はぜひ当店へ!
 各メーカーよりパッケージになった「ハイブリッドストリング」が販売されていますが、当店取扱いロールガットに限りハイブリッド用に計り売りいたしております。自分の好みに合わせていろいろな種類のストリングを組み合わせることで、オリジナルハイブリッドで張り上げることがができます。ぜひご相談下さい。